マリスは不遇な前世をもち、転生してヘデルマリア王国の第一王子になったものの、こちらでも冷遇されている。
帝国との戦火のさなかに一人の男性と出会い、恋をするけれど、国は敗れて人質として帝国に赴く……。
けれど、そこで再会した恋した相手はまさかの皇帝ヴェルハルトで……という感じで始まる今作。
皇帝は冷徹で厳しい態度……とみんなは思っているけれど、心の中はマリスでいっぱいで、信頼のおける宰相グレゴワールには惚気まくって白い目で見られているくらい。
このギャップがおもしろかった!
いろいろと誤解やらなにやらですれ違ったりするけれど、想いは同じで……。
最後には大きな問題も解決して、幸せに。。
ぜひ番外編なども読みたくなるような魅力的なお話です!