第8話 入学式

あのあと何とかゲートを脱出した俺は、試験を一位で通過した。入学式までそこから三日ほどあったのだが俺はまた霊魂の狭間に修行に行っていた。十束との戦いで実力不足を分からされたからだ。あいつはこれからも実験を続けるだろう。あいつが地上に出てくる時は本気であいつと戦いたいからな。そして、今日は入学式なわけだがその前に俺のステータスを確認しようと思う。うん?なんで今まで確認してこなかったかって?今までは確認する方法が無かった。だが、あのゲートの報酬がステータス可視化結晶だったのでそれが可能になった。何で個人情報見れるかって?知らないよ、


ステータス可視化結晶

これに魔力を流し込むことでその人物のステータスを可視化できるというものだ。使い捨てではないため重宝されてる。


早速確認して見るか。


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名:桃輝 礼央

クラス:天魔

クラス能力

天魔の覇気

霊装

無影

 ↳H&K G28

 ↳デザートイーグル

異能力

天魔

↳天魔大罪 天魔殲黒 天魔呪壊 天魔冥府 天魔神眼

魔のスキル

影の博愛シャドウ・フィリア影の針シャドウ・ニードル影の聖域シャドウ・サンクチュアリ影狼シャドウ・フェンリルetc...

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うん、スキル類はお目当てのゲートに潜った甲斐もありいいものが取得出来たな。しかしゲームのように攻撃とか防御とかを見れるわけではないので不安だな。俺自身のランクはダンジョンで見極めるしかないのか。だが、制約付きでもAランクはあるはずだ。まず、『真祖のヴァンパイア』なら魔神級、全開放時であればUnknownと同等の力を引き出せはする。戦闘センスとか実践経験とかはそこらのCランクの異能力者と同じくらいだろう。ならば今はBランクゲートに潜り、経験を育てるべきか。とここで明らかな異変に気付く。


 「異能力が天魔?そんなの聞いたことねぇぞ。」


そう、天魔という異能力はこのストーリーに出てきていない。そもそも天が付くスキルは史実上一人にしか所有していない。それが主人公の祖父である新城天華だ。これは自身を神として顕現させる、天化神格という異能で一人でUnknownと戦い引き分けに持ち込んだそうだ。だからこそ天が付くスキルは尊敬され崇め称えられる。本来なら主人公の異能も天龍帝という異能に変わる。まぁ、考えても分からないしいいや。


そんなことを思っていると学園についたようだ。この学園は呪術〇戦みたいに外から見たら私立学園だ。なので、普通に町中に立っているし、もう一つの校舎では一般人が学んでいる。この校舎は内部に模擬ゲートを生成しており異能訓練などもそこでやる。



ええっと、俺の受験番号は...あれ、ない!嘘だ!原作通りなら確かに下位合格だからここらへんにあるはずだ!まさか、落ちた...?いや、そんなわけないはずだ!ば、番号検索で、


 「おん?」


俺の番号は、あった。あったんがだか主席合格だとっ!何故だ、原作と同じゲートに入っただけなのに、何故...。俺のかませムーブが出来ないではないか!うまい感じに下位になって澪に突っかかてやろうと思ってたのに...。クソ、なんでだよ。

すると、


 「入学者の方は体育館に入ってください。」


そんなアナウンスが流れ、俺も新入生の波に乗って体育館に入っていく。うっぷ、前世がニートでボッチだった俺にこの人込みは辛い...。え?前世ニートだったの本当かって?そりゃあ転生するほど愛してやまないくらいこのゲームやってたんだぞ。それに、リ〇ロとか、無〇転生とかさ、引きこもりとニートが転生する奴が多いだろ?俺も例にもれずって奴だ。まぁ、前世の生い立ちは置いといて、さてさて、整列しますかね。





 「異能力者の卵の皆さんが我が星光学園に入学されたことを嬉しく思います。」


俺は入学式で一番暇で退屈である学園長(皆は校長とかかな?)のありがた~いお話を聞き流していた。マジで苦痛でしかないんだけど。早く終わらせろや、ハゲ頭がよ!俺のそんな感情に気付くことなく、学園長は話を続ける。


 「今、世界では未攻略ゲートが増えてきている。皆さんはこれに対抗するため、一般人の安全を守るためにこの学園で学ぶことに励んでください。これで終わります。」 


やっと終わったか、クラスは上級クラスだったからさっさと教室に行って惰眠を貪るとしますか。

しかし、俺のそんな考えは一瞬で破られる。


 「おい!お前!」


俺の肩が強くつかまれる。なんだこいつ...あ!こいつリンネ君じゃないか!原作では俺の取り巻きで澪をいじめてた奴。だが、こいつの俺を最終的に裏切る。あぁ、なんか苛ついてきた。ここで半殺しにしてやろうか?


 「何か用かい?」


まぁ、俺は大人だから穏便に済ませてやるよ、俺は大人だからな(二回目)!


 「お前みたいな異能界の落ちこぼれが首席合格なんてありえないだろうが!どうせお前の家がこの学園の教師を買収して合格させたんだろ!」

 「その証拠はあるのかい?」

 「じゃあ、俺と決闘だ!お前が負けたらわかるだろ!」


はいーテンプレ展開来ましたよと。


次回リンネ君死す!お楽しみに




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久方ぶりのあとがき


ユキなのです。勉強が大変なのです。特に物理がやばいのです。 (>_<。)ヘルプなのです。


♡、☆やコメントがあると嬉しいのです。お願いするのです。

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