応援コメント

本編」への応援コメント

  • 「あなたの『あの世』読ませてください!」という私の企画に参加いただき、ありがとうございます。

    いやあ、正直言いまして、私の企画意図に沿った作品にて参加してくれたかたは八柳さんが初めてです。だって皆さん異世界モノの幕間か、耽美だけども個人的な範囲の小説とか、天界とかの管理側の話とかばかりで、自分や自分の大事なヒトが逝く場所、という当事者意識にまったく欠けているものばかりだったのです。

    つまらなくはないんですけどね。
    もうちょっとハッキリした表現で募集するべきだったと猛省しております。

    八柳さんの作品では、私は個人的には主人公の感覚とはまったく対照的な(だと思われる)感想を持ちました。

    私の父の田舎では昔、養蚕をしていました。木造民家の三階と屋根裏に敷かれた布の上で、かすかな咀嚼音を立てて一心不乱に蚕たちが桑の葉の山を食む姿は、子ども心に息を呑むほど神聖な情景に感じました。そして田舎の人たちが蚕を「お蚕様」と呼称していることに納得したものです。

    主人公はお蚕様の役割に、おぞましさや不自然さを感じていますが、それはあくまでも現代的な感性であると思うのです。

    すべての人間が持つその現代的な感性の結果として氾濫が起きたところに、奉仕の化身たるお蚕様だけが自分なりの救いをもたらしている……私はそう読み取りました。そしてその滅私の尊さは、主人公が曾祖父の兄に対して行った行為に通じる観念があるはずなのに、主人公はまるで気付かない。そこが最も「ホラー」であると私は思うのです。

    誤解していただきたくないのですが、私はこの作品を決して貶しているのではありません。多面的な解釈ができることは優れた作品の証です。
    価値ある作品を読ませていただき、ありがとうございました。

    作者からの返信

    涙が出ました。本当に救われた思いです。
    ありがとうございます。
    このご感想が、作品を貶しているだなんて微塵も思いません。

    これはメインで書いているホラー長編の番外編のようなものだったので、設定を詰め込むことにかなり難儀しました。私の力不足でなかなか本編の核心まで漕ぎつけることができず、難産の途中、夢を見るようにこれを書いたのです。

    『蚕の「自分なりの救い」』

    そこに気付いていただけるとは思ってもみませんでした。
    そうなんです。これはただの救いの話なんです。
    けれど、蚕は人間ではないから、人間の価値観を完全に汲むことはできないと思いました。

    本作には書いていませんが、寿命を奪われ、翅を奪われ、子を奪われるという過酷な目に遭っている蚕が……もしも、神でも仏でもない一匹の蚕が、一人の報われない人間に恋をして、その人を救うために他の神の座を奪ってまでも神になろうとしたら……? という背景があります。

    でも、これはあくまで短編。何の事情も知らない人が、これを目の当りにしたらというイフのお話でした。

    改めて、ありがとうございます。
    こんな素敵なご感想がいただけなかったら、私はこの短編を消してしまおうとも考えていましたので……。

    すみません。何と言ったらいいか……。
    本当にありがとうございます。

    編集済
  • あの世にも、台風とかあるのかな⁉️
    地震とかあるのかな⁉
    やだ、おっかない‼️
    いつも応援ありがとうございます‼️これからもよろしくお願いいたします‼️

  • 自主企画への参加ありがとうございます٩(ˊᗜˋ*)و♪
    蝿や蚕などいろんな虫が出てきて、人間は死んだら蚕になるという展開が斬新ですね。繭玉の中で永遠の時を生きるということは、繭玉を煮る存在がいないことの示唆なのか繭玉はすぐに消滅することを「永遠」と暗喩しているのかと気になりました。
    主人公と茂丸様は仲が良かったみたいなので、その辺も掘り下げると彼は何を伝えたかったのかわかりそうですね。無事主人公が悪夢から覚めますように。イエーイ٩(ˊᗜˋ*)و♪

    作者からの返信

    秋犬様、素敵な企画を開催していただきありがとうございました!

    実はメインで書いているホラーの番外編として書いたものなのですが、お恥ずかしながら早朝に勢いで書いてしまった作品でした……。

    カクヨム公式Discordで辛口希望の感想募集をさせてもらい、ご指摘を受けたのですが、やはりボロボロといった感じで猛省しております。

    基礎から学び直して、より良い作品を書けるよう励みたいと思います!

    感想ありがとうございます!