第4話

帰りのホームルームが終わって

丁度、体育館の前を通った時に聴こえてきた。


「ごめんなさい!ごめんなさい!」


最初は何が何だかわからず

いじめか?なんて思って

そっと体育館裏なんて陳腐な場所に

行ってみた。


「俊!」


咄嗟に声が出た。


俊は手足を縛られ

目には痣が出来ていた。


どうしてなんだろう。

俊を守らなきゃいけない。

今。俊を助けられるのは

自分しかいない。


そう思っていた。


相手は4人。

きっとこれが初めての

喧嘩と言えるのだろう。


段々と騒ぎになっていき

そのうち先生方がやってきて

騒動はおさまった。

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