あの歌とその歌
私はとあるビジネスホテルに宿泊することになりました。予定を早めに済ませ、夕食も食べ、お風呂に入りました。
ユニットバスですが、1人で使うには十分なほどです。
なんとなく、歌いたい時ってありますよね。私はシャワーを浴びながら、音が漏れることなど気にせずに鼻歌を歌っていました。誰もが知っているような歌を歌っていました。シャワーの音ももちろん聞こえているのですが、子供の歌う声が聞こえてくるんですよね。
それも耳元で。私が不思議そうに鼻歌を止めるたび、子どもの声は大きくなっていくのです。
怖いなと思い、早めにシャワーを切り上げました。
するとやっぱり聞こえてくるのです。私がタオルで濡れた髪を拭いていると、やっぱり近くに。
気のせいではないなと思いました。
だって最後に「もっと歌ってよ」って言われたんです。
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