第7話
「おかえり、今日スコーンを作ってみたから」
と、お母さんは気づいてないのか
なにも言ってこなかった。
少し安堵した。
部屋にいくと、
涙が止まらなかった。
きっとお母さんは気づいている。
私が言うのをまっているのだろう。
そういう母親だと身に染みて思った。
次の日、私は羽がはえた。
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