メイド服をきた俺
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「金彦、何でお前メイド服着てるんだよ、言ってただろ、忘れたら言えば貸してくれるって」
「ばかなんじゃないの、ひとりだけかわいすぎ。はっはっは。笑いが止まんないわ」
「よろしくね、メイドさん、カヌレに愛情そそいでね」
恥ずかしい、めちゃくちゃ笑われている。紫乃も黒田、炭彦、青波と全員笑っている。喜ばせたというより笑われているのだろう。困った、しかしここで脱ぐわけにも行かない。実行する。
ハプニングはありましたが、みなさん、きちんと手をあらってくださいね。おいしいカヌレを作りましょう。一
「バター・薄力粉・酒・牛乳・砂糖・卵液・卵」を上から順番に入れますよ」
俺の班には時下さんと浜家さん、そして橙士郎がいる。俺以外の三人は普段から料理をしているのか、すごく手際がいい。俺に料理しながら話しかけてきた。
「金彦君、すごいねその恰好。超かわいいよ。私も着たい。あと写真撮っていい?」
「カヌレができたらいいぞ。俺の恰好でとったら、恥ずかしいけど」
「いやいや、メイドさんはメイドだから、料理するのもメイドの仕事だよ」
「そうやで、金彦。男だってメイドになりたいんや。お前、夢かなってよかったな。おーん」
「俺の恰好そんなに面白いのか、意外と動きやすくて俺がメイド服着てるの時々忘れそうになるんだけど」
「さまになってるのが、女子力高いね、金彦君。料理普段しているの?」
「俺はたまに自分クッキーとか作ってるぞ。出来立てのスイーツが食べれれてうれしいし」
「メイドやな、金彦。お前は心にメイドを宿してるやん。おもろいわ」
普段のスイーツ作りの経験が俺の役に立っているのだろう。俺のスイーツは紫乃ですら喜ばせるのだ。いつも太っちゃうとか昔は言っていた。最近は作っていないが、俺の腕は意外と鈍っていなかったようである。
「そのスカートの下って何履いてるの?金彦君」
「俺はスカートの下はパンツしか履いてないぞ」
「ドロワーズとか履いてないの?」
「ドロワーズって何?」
「もこもこした短パンみたいなパンツのことだよかぼちゃパンツって言われてる」
「俺そんなの履いてないぞ」
「金彦本間に履いてないんか、確認してもいいか?」
「いいぞほら」
俺はロングスカートをめくる、見えたのは何も面白くないパンツとパンツの上にある腹筋である。時下さんと浜家さんが若干弾いている。
「きゃ、なにしてんのよ。私たちに見せつけたいの?」
「そんなつもりじゃ、なかったんだ。ただ面白くないパンツ履いてなかったし」
「なんか金彦君のパンツ見て思い出したけど、昨日みたかえってKでやってたやつににてるよ」
「それ、私も見たー!確かフレンチカンカンでしょ。さっきの金彦君みたいにスカートまくりあげるちょっとエッチな奴。昨日は全身タイツでやってたから面白かったけど。本当は金彦君みたいにエッチにやるらしいよ」
「俺みたいにスカートをまくりあげてるのか?」
「そうだよ、フランスのキャバレーの伝統芸能なんだって。観光客が押し寄せる人気なショーみたいだよ。本当はトップレスでおっぱいも出てるけど、フランスだと一応大人じゃなくても見れるみたいだし」
「そーだよ、金彦君やってみれば。いい体してるんだから。炭彦君と黒田君と一緒にやってみれば面白んじゃない」
そのフレンチカンカンとやらはスカートをまくりあげているのか。よくわからんがなんだ。パリコレみたいなもんか。テレビに出るやつわけわかんない服をいつも来ているし。芸術にはなんでもありみたいな。
「金彦、お前なんかえっちな絵の背景探してるんやろ。一回確認してみたらどうや」
「黒田と青波から聞かれたけど、ちょうどええやないか」
俺は橙士郎に相談した記憶はないがなんだか思っていたよりも大事になっていたらしい。昨日すごく見えそうで見えないもんもんとした写真が送られてきたが、それだけではなかったらしい。
意外と結構心配して、てつだてくれていたのか。俺は黒田に感謝しなければ、あの妹を襲おうとしていたと勘違いされていたのは勘違いだと分かって送ってきていたのだろう。
「ありがとう、カヌレたべながら調べてみるよ」
カヌレも仕上げになってきた。全部入れたのであとは焼くだけである。あらかじめ余熱しておいたオーブンに俺たちのカヌレを入れる。これであと片付けしたら、焼きあがるまでおしゃべりタイムである。先生が全員分の紅茶の入ったポットを用意しているので持ってくるか。
「金彦君、ちょっと来てください」
先生に呼ばれてしまった。俺たちの班結構早くできたので特に怒られるようなことしてないんだが。
「ごめん、片付けやっておいて」
「はいよ、金彦」
俺は先生のところまで歩いて行った。スカートなので慣れておらず歩きづらい。両すそをもっててくてくと歩いて行った。
「なんですか、先生」
「金彦君、まだ頭のやつは持ってますか?」
「確かホワイトブリムと言うらしいです」
「ならそのホワイトブリムをつけて紅茶を他の班の人たちに配ってください、あなたたちの班が一番早くできてますし、何より私はエプロンを持ってくるように言ったはずです。まあ、罰ゲームみたいなものです。これでチャラにしてあげましょう。いやならいいですが」
「いえ、やります。もとはエプロン忘れた俺のせいですし」
「ならいいです。私の手伝うので紅茶を注ぎましょう」
俺はお盆にティーポットとティーカップをもってテーブルに歩いていく。」
メイドカフェにいったことないが漫画で見たことはある。真似てみるか、恰好はまるっきりそのまんまだし。
俺は一班に行った。ここには黒田と金彦がセットでやっていた。
「ご主人さま、お嬢さま紅茶はいかがいたしますが?」
「ふっはっはははははは。金彦、見た目だけでも面白いのに言葉までメイドかよ。」
「ふっふふふ、僕も金彦の見た目面白いと思いますよ。なんでメイド言葉なんですか。いいですよ。紅茶四つください。」
俺は紅茶を全員にそそぐ、机の上に高い位置からこぼれない様に真剣に注ぐ。どこもすることがなくておしゃべりタイムである。本当は調理実習の感想とか書く時間なのだが俺のことを注視している。めちゃめちゃ恥ずかしい。
次に俺は自分の班に行った。
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