第13話昌景、夏希にキス!?

翌日。

「皆、集まったか?夏希殿も。」

「はい。お館様。」

「はい!信玄!」

「此度、信濃国、高梨城を攻略しようと思う。勘助、どう思う?」

「先人隊に山県隊、副将格に内藤昌豊、城攻めに高坂昌信でどうじゃ。」

「よし。分かった。昌景に昌豊、高坂、頼んだぞ。」

「承知しました。」

「わっ私は?」

夏希は自身を指でさす。

「夏希殿も、行くか?」

昌景が遮る。

「夏希殿には残ってもらった方がよろしいかと。」

「そうだな。」

「私も行くー!」

「夏希殿、機会はいつでもある。」

「はーい。」

夏希は残念そうだ。

「解散。」

「承知!」


「昌景が余計なこと言うから。信玄に嘆願してくる!」

「ダメだ!」

「何で!?邪魔なのね!昌景のバーカ!信玄に、、、。」


「うんっ。」

昌景は、夏希にキスした。

「頼むから、残っててくれ。俺が戦術を教えるまで。」


キョトン。


昌景はその場から、去った。


「どうしたんじゃ。夏希殿。」

「勘助のおっさん、、、。」

「昌景のこと恨むな。今の夏希殿を戦場に連れて行きたくなかったのじゃ。」

「分かってるけど、私、昌景の右腕になりたいんだもん。」

「ならば、馬場と訓練するがよい。」

「馬場、、、ちゃん!?」

「馬場と仲良いのかね?」

「いいえ。天で私が勝ってにそう呼んでただけです。」

「そうか。鬼美濃も夏希殿の前じゃ鬼じゃなくなるの。」

「馬場ちゃん呼んで来て下さい。今すぐ、訓練したい。」

「分かった。おーい。馬場!」

「何でしょうか。勘助。」

馬場信房ばばのぶふさ、鬼美濃、武田四天王のうちの一人。

「夏希殿に剣術を教えておやり。」

「分かりました。俺でよろしければ。」

「よろしくね!馬場ちゃん!」

「馬場ちゃん!?」

「良いではないか。かわいらしい。」

「勘助!」

ということで、夏希は、馬場信房から剣術を教えてもらうことになった。

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