第11話昌景と伴に異世界へ!?
「雨上がったな。行くぞ。夏希。」
「おう!」
昌景達は、さらに馬を走らせた。そして、黒川金山の入口にたどり着いた。
「これが、黒川金山ね。中はと。涼しいー!」
黒川金山の中は、涼しくて、暗がりをたくさんのたいまつで照らしている。採掘者達が、金を採掘している。
「皆ー!採掘は、どんな感じだ?」
「これは、山県殿。順調でございまする。」
一人の採掘者が出迎えた。
「それは、良かった。そなたらの功績、お館様に報告しておこう。」
「有り難き幸せにございます。」
「夏希ー!あまり危ないからウロチョロするなよ!」
「分かってるってば!キャーーーッ!」
「夏希!」
夏希は、穴に落ちた。昌景も後を追って穴に落ちていく。
バッタンッ!
「痛っ!ここは私の部屋!まっ昌景!?」
「いてえ。ここどこだ?見たこともない部屋だが。」
「そうだ!昌景ノート!」
「昌景ノート?なんだそれは。」
「私が趣味で山県昌景の年表をメモったノートよ。」
「年表?見せて。」
「嫌だ!」
「見せろ!」
「嫌だー!」
パサッ。
「真っ白になってる!」
「お前の山県昌景に対しては、こんなものか。」
「違っ。」
「お前、どうやって俺らの世界に来たの?」
「こうやってゲームの電源つけて、ほら、オープニングが。そして、このコントローラのそこのボタンを押すと、、、。」
「押すと?」
プチッ。
「ああ!昌景!」
テレビから放たれる光りが二人を包む。
「キャーーーッ!」
ドッタンッ!
そこは黒川金山の入口。
「痛、、、痛くない!」
「おっ重い。」
「昌景!?ごっごめん。」
「お前は、貧弱なわりには重てーな。」
「貧弱、貧弱うるさいっ!」
(頭を整理すると、、、。ここにいるのは、本物の山県昌景!?)
「私ったら、なんと失礼なっ!神にも勝る山県昌景殿に!」
「何、訳の分からんことを。お前はお前で、俺は俺。分かったか!」
「はっはい!」
「何も変わらんってこと!」
「そっそうね!」
(急に態度、変えるのもなんだし、まっいっか!)
「いい!いい!」
「狂ったか!」
「狂ってない!」
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