第7話夏希、昌景の傷を舐める

「待って。昌景。」

「何?」

「ちょっと馬から、降りて。」

「皆は、先行け。後で追いつく。」

「ははーーーッ!」

昌景は、馬から降りた。夏希も。

「怪我してる。」

「大したことない。当たり前だ。」

夏希は昌景の傷を舐める。

「なっ何をする!?」

「つばつけときゃ、治りが早いって言うでしょ!」

「そんなもんつけんでよい!」

「照れてる。」

「うるさいっ!」

「猛将のくせして!」

「犯すぞ!」

「昌景は、そんなことしないもん!」

「何を根拠に。まあよい。行くぞ。」

「うん。」

昌景達は、行群に追いついた。

「殿!何をしておったんですか?まさか、守護神様を誘惑、、、。」

「おめえ、切腹させるぞ。」

「いや。冗談でございまする。ご勘弁を。」

となわけで一行は躑躅が崎館に帰って来た。

「ほらっ。首一丁!」

「キャッ!気持ち悪い。」

「いい加減慣れろ。お前の嫌いな勘助にバカにされるぞ。」

「そっそうよね。これくらい戦国時代、当たり前だもんね!」

夏希は、戦国時代にはまりだして来ている。

「戦国時代?俺らの世の中、天ではそう言うのか。」

「そうよ!戦国最強武田騎馬軍団!」

「最高だな。その響き。勘助んとこ行くぞ!」

「バレないかな?昌景の取った首だって。」

「お前だって、敵、殺したじゃねーか。首取ったも同じだ。」

「あれは、ドラミが。」

「馬も武者も一心同体だよっ。」



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