悪魔の歓迎会

毎日、泣かされながらも会社に行っていた私


一応、歓迎会という名の飲み会が行われることに

主役は私?

いやいやいや、もう時効であるが私は当時未成年であった


ショールームを閉めて、すぐとなりにスナックがありそこに連れていかれた


『乾杯~!』

え?

私にも普通にビールグラスを渡され飲まされた

というか飲むしかない雰囲気で


まあ、普段会話がない男性社員がいろいろ根掘り葉掘り聞いてくる


『彼氏いるの~?』

『何人と~?』

今なら、立派なセクハラ質問を次々とされ

そのたび、『乾杯~!』と


何回、乾杯したのだろうか?

だんだん、面倒くさくなり端っこのソファに行きひとりでいた


すると、成川が『楽しくない?』ととなりにやってきた

『あー、ちょっと疲れました』

『じゃあ、楽しい話しでもしよう』と言って、自分の話をしだした


東北の出身で彼女を残して上京したらしい

遠距離恋愛に興味があったので少し聞いていた

が!この男、社内でも一番お酒が強いらしく気が付けばウィスキーを手渡されて成川のペースで飲んでいた


24時くらいになっただろうか

私は、疲れと酔いでまったく記憶がない


な、な、なんと!

成川の膝枕で寝ていたそうだ・・・


これが後に何を意味するか私には知る由もない

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