第3話
「えっと、準備出来ました」
今日は、19時制限時間だと、買い物に行く時間がないのであるもので料理を作り終えた。
とは言え決して味だったり、好みだったりに自信がある訳ではない。
所詮、弁当屋のアルバイトで料理をかじった分際の私の手料理風情である。
気に入らなければ、さっさとクビにしてくれて構わない。
そうおもっていたからだ。
作った料理は、海老チリとセロリのオムレツ添え、柿と大根のなます、蒸し鶏の梅肉和えに、お麩とわかめのみそ汁にした。
「えっと、本当に3人分で良かったんですか?」
「3人と言ったのに、他の人数だったらおかしいだろう?」
そうですけど。
けどね……もう。
もうちょっと、言葉を選んで欲しいのよ、私は。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます