第3話

「えっと、準備出来ました」



今日は、19時制限時間だと、買い物に行く時間がないのであるもので料理を作り終えた。




とは言え決して味だったり、好みだったりに自信がある訳ではない。



所詮、弁当屋のアルバイトで料理をかじった分際の私の手料理風情である。


気に入らなければ、さっさとクビにしてくれて構わない。


そうおもっていたからだ。



作った料理は、海老チリとセロリのオムレツ添え、柿と大根のなます、蒸し鶏の梅肉和えに、お麩とわかめのみそ汁にした。



「えっと、本当に3人分で良かったんですか?」


「3人と言ったのに、他の人数だったらおかしいだろう?」



そうですけど。


けどね……もう。


もうちょっと、言葉を選んで欲しいのよ、私は。

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