第7話

「あっ、嘘…」


「嘘じゃないわよ。何してくれるのよ!!」


「だって、サクラさんが極楽鳥と仲良くするから」


「極楽鳥なら良いじゃない!」


「正気ですか?元警察関係者で現在は神埼組構成員ですよ。どうしてそんな危険人物と電話番号を交換する仲になるんですか? まさか、サクラさん、ああいう男がタイプなんですか?」


「絶対ない!! あの人、私の叔父さんだって言うから」


「ブッ(笑)?!」



思わず手の甲を唇に当て、笑いが込み上げるのを堪えようとして堪え切れず、笑い出した。



「他人事だと思って、笑ってんじゃないわよ!!」



腹立つ。

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