第4話

下着姿での採寸の後、着替え直した制服の上から、自らの両肩を抱いて私は尋ねた。




「誰が、下着を作って欲しい……と」


「フィアンセのスゥン ウェイ(隼 偉)様からでございます」


「要りません」


「……そんな」


「絶対、イヤ!! キモい!」



身震いがして両手を抱きしめる。


そんな私を諭すようにお姉さんは言った。




「成長期にカップの合っていない下着を付けておられますと、カタチが悪くなりますが?」


「……ください」


「ありがとうございます」



敗けた。


なぜか、新しい下着を出して来るから、そっちに着替えたけど


まさか新しい下着まで手配されていたとは…。

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