第7話
何とか意識は保てたものの、全身から力が抜け膝を付きそうなところを男は抱き止めて、動けない私を車に引きずり込んで、中に押し倒した。
「ッぅ……」
「騒ぐな」
男が二人がかりで私の肩を床に組み敷く。
内一人が、下卑な笑いを浮かべて偉そうに見下ろして来た。
「まだ、超ガキじゃん。顔は上玉、育ちの良さそうな顔してっけど。何だ、この胸は? これギリギリBカップだろ」
値踏みする様に私を舐め回す様に見回す。
「良いじゃん、女子高生の醍醐味だろ、未成年、最高っ!髪、サラサラ、肌ぷにぷに、ファーストキスいただき!!」
男が私に覆いかぶさり、顔を近付ける。
下品に唇を突き出して来る男をキッと睨みあげると「ムカつく顔してんじゃねえ」とグーパンで左の頬骨を殴られた。
激痛だったが、お陰で私の寝ぼけた頭が少し頭がスッキリしたのは良かった。
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