DAY2:開口

定刻に起き、電車に乗り、普段通り登校する。午前の授業を受け、食事をとり、午後の授業を受ける。違うクラスの友人を待ち、電車に乗り込む。

「ねえ命愛、体育祭のダンス怠くない?うちめっちゃダンス苦手だし。」

「うん、わかる。私も苦手だし。」

「んっな〜。準備とかも怠い。」

「それ。」

「てかさ、なんか最近元気ないよね?どうしたん?なんかあった?」

「え、いや〜単純に毎日に疲れてるだけ。」

「そ?まあそうよなあ。」

「え、てか残り120日だって。」

「は?まじかよ。てかなんでそんなの見てんの?」

「いやほらさあストーリーよ。」

「あー、うちそれやってないんよね。」

「意外。張り付いてそうなのに。」

「んなのしないわ。」

「そうかな〜未来にはやってそう。」

「そうかなあ。」

「そうだよ。」

「あ、ほら時間潰してく?」

「え、遅れたら親に怒られるし…」

「いいじゃん?うちもだし。」

「…わかったよ。」

「うし、いいね〜。あ、今日命愛でしょ買うの。」

「あれ、そっか…そうだったわ。」

「やっぱエナドリよね。」

「それな〜」

「あ、やば。電話かかってきた。」

「お、いい感じじゃん。」

「電源消すわ。」

「いえ〜い!」

「めんどくさ…」

「普通に怠くね?親くんもしつこいよな。」

「ほんと。」

「じゃあそろそろいくか。」

「え、突然…」

「まあ家すぐそこだからね。」

「…明日ね。」

「うん。じゃあ!」

父「こんな時間までなにしてたの????」

「…ごめんなさぃ」

「ごめんなさいじゃない。とっとと勉強早くやれ。」

「…はい。」

「もう遅いから帰るぞ。次あんなことしたら容赦しないからな。塾の先生の授業なんて受けないでもいいわけだからな。」

「…」

一日にすべき事を全て終わらせ、床につく。今日の出来事を振り返る。先のことを考えてしまい、なかなか寝付けなくなってしまった。寝れないので音楽を聴く。音楽を聴いていると、いつのまにか眠りに落ちていた。

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