第7話

「あ、あの、その」



なんだか、わかってきたぞ。



この世界ではわたしはジュリエッタとかいう名前で


もしかしたら、この女の人の子供?


い、いや、年齢的に私と変わらんじゃあないか?!



あ、わたし今、幼女だったんだ。



つじつまはあうか。


「かわいそうに、病気のせいで記憶が混乱してるのね」


いやそうじゃないんだけど。


夢にしては妙にリアルだな。



「お嬢様、今日はみなさんとお祝いですわ」



さっきのコスプレメイド服が言った。



「あの、お祝いって?」


「それはもちろん、お嬢様の全快祝いですわ」


「え?」

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