第4話『くぅじーパバリー到着』

しばし歩いて城門に付いた。

「商人ですか?冒険者ですか?または未登録ですか?」

「私はギルド未加入の冒険者」

「では、そちらのお方は?」

「森で見つけた、くぅじーというらしい」

「どうも聖職者のくぅじーです〜」

「あの聖職者様!?ぜひギルドに」

「なってないぞ!!」

突如の大声に驚く

「!!??」

「まず中身をぼかさなきゃ」

「中身をぼかす??」

「例えば『聖職者様?今よりももっといいお仕事があるんですよニチャァ』とかね」

「なるほど!!」

「次に餌で釣らなきゃ」

「といいますと?」

「せっかくいいカモを見つけたのに報酬が渋いとみんな逃げるだろ?」

「確かに」

「だから『聖職者様ならきっと数週間で億万長者になれますよ!』てね」

「それなら誰でも付いていくね」

「ここでポイントなのは言い切らないこと」

「言い切らないとは?」

「絶対に〇〇になります!ではなくきっと〇〇になれるでしょう!というともしもの時の保険にもなる」

そうこう教えているうちに、さっきまで渋い顔していた兵士もだいぶ警戒を解いています。

「ありがとうございます!!聖職者くぅじー様!ささお入りに」

そして、くぅじー達とファニーはパバリーに入っていった。

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