第29話:瞬きに消えて上書く星月夜
瞬きに消えて上書く星月夜
またたきにきえてうわがくほしづきよ
写真の少女が、誰なのかは分からない。データの日付も古く、貴方とはどんな関係性があったの? 恋人なのか、それとも子供なのか?
ただカシャカシャとフロッピーディスクを読み込む音が響き、その後には古いノートパソコンのランプが点滅を繰り返す。
星々の瞬き。
違う、一つの星は間違いなく消滅した。その奥にあった星が、偶然重なりあっただけ。
でも今の私には、そんな事はどうだってイイ。縦だって横だって、斜めの関係だって、何だってイイ。今、私の中には変わらないものがある。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます