第7話 自制

その日から、俺&私たちは毎日放課後会って遊んだり話したりした。


■■■


「美味しいです」

今日は2人でたい焼きを食べてみる。

雪野さんと過ごす瞬間俺は嫌なことが忘れられる。


□□□


「この本面白いですよ」

今日は2人でカフェで読書。

傷が癒えていく。


□□□


「これなんか可愛いです!」

今日は2人でウィンドウショッピングをした。


もう後からどんな試練や悲しいことがあってもこの瞬間だけは楽しませてほしい。

そう願うばかりだ。


俺は雪野さんにどんどん惹かれていった。


■■■


「テストの点数どうだった?」

今日は2人でテストの点数を見せ合いっこしてみた。

夏宮さんといるといつも胸がドキドキする。


□□□


「その服似合ってるよ」

今日は2人で服屋で色々服を試着してみる。

私は、夏宮さんの優しさにどんどん惹かれていく。辛い。


□□□


「相変わらず真っ白だけど面白いね」

今日は雪だらけの街をぶらぶらと歩いてみる。


私は、夏宮さんにどんどん惚れていった。

でも、これ以上好きにはなってはいけない…。

親しくなってはいけない…。

でもずっと一緒にいたい…。


夏宮さんは私が余命があと半年ないことを知らない…。


もう、心のストッパー…かけなきゃな…。

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