坊っちゃんの街

ヤッキムン

転校生

うちは小学4年生になって、福島県郡山市から愛媛県松山市の小学校に転校になった。


東北のウィーンから、みきゃんの街へ!!


転校初日。

教室で、みんなに、あいさつ。


そしたら、ほかのクラスの子たちも、廊下からうちのクラスをのぞいて、うちのこと見に来てた。


でも、みんな、なんとなく、転校生に対して、あたたかいものを感じたから


ああ、きっと、坊っちゃんの舞台となってる街だから、みんな、転校生にも、あたたかいのかな~って思った。



そして、学校から帰って、松山の街をお母さんといっしょに散策してた。


そしたら、小学校の近くで、うちのこと見て、めっちゃ笑顔で、笑ってる女子ふたりいたから、うちは


あ、もしかしたら、あの女子ふたり、同じクラスの子なのかな~って思った。


お母さんに

「あの子たち、もしかして、同じクラスの子なのかな~」

って言ったら


「そうかもね~」

って。


「向こうの女の子たちは、うちのこと、わかるのに、うちから、あの女の子たちのこと、まだ、わからないね~」

って言ったら


「そりゃそうだよ~、転校してきたばっかりなんだから」

って言われた。


女の子たち、めっちゃ笑ってる。

可愛い!



そして、次の日。


朝、教室に入ったら、きのうの女の子ふたり、うちのこと見て、めっちゃ笑ってる。


その女の子ふたりと、うちは、すぐ仲良しになる!!

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