第26話
少しドキドキしながらメッセージを開くと
" いとちゃん、イヤーカフ忘れて帰ってるよ "
という文字が目に飛び込んでくる。
・・・あ!
そういえば昨日は珍しくイヤーカフを2つつけてたんだった。
いつも1つしかつけてないから気付かなかった。
べつに次会う口実がほしくてわざと忘れて帰ったわけではない、断じて!
昨日寝てる間にでも落としてしまったんだろう。
そんなことを考えながらスマホを眺めてぼーっとしている私に、莉子がどうかしたの?と声をかけてくるのに対し、なんでもないよ、と誤魔化しながら
取りに行くよ、いつ空いてる?と返信するとすぐに既読がつき、いくつかやり取りして明日の午後にカフェで会うことになった。
その後莉子と雑誌や最近のドラマなどの他愛もない話をだらだらしたあと今度遊ぶ約束をしてわかれた。
その夜は、明日うたくんに会うための服を決めるためにひとりファッションショーに明け暮れた。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます