第4話
pm 2:00
「ねえいと~今日の夜空いてる?」
大学のカフェテリアでレポートを仕上げていた私の耳に可愛らしい声が響いた。大学で出来た友達の
ちなみに
「空いてるけどどうしたの?」
「やったー!一緒にクラブ行かない?今日はイケメンが来るらしくて!」
言葉から分かるように、莉子はいわゆる陽キャというもの。派手でイケメン好き。でも悩んでいるときは親身になって話を聞いてくれたり、恋愛は一途だったりで優しい子だ。
「んーどうしようかなあ」
イケメンが来るということはつまり、莉子とはクラブ内で途中から別行動になるということだろう。
初めての場所で一人になると思うと少し迷うけれど、クラブには人生で一度くらいは行ってみたい。
「行くのはクラブの中でも安全なところだしとっても楽しいよ!莉子が保証する!」
「それなら行こうかな」
こうして私は人生初のクラブデビューをすることになった。何事も挑戦だよね。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます