病気

@skn4242564

第1話

ある朝、目覚めると体がしんどい感じがした。

でも、たくさん病気持ってるしそのせいだと思っていた。

彼氏は横で寝ている。

とりあえず熱を測ってみる事にした。  

ピピピッ

38.7度…。

どうしよう、熱がある…

でも、彼氏に言うと病院に連れて行かされる。

言わないでおこう。

しんどいけど、ひとまず二度寝しよう!


『そう、私は極度の病院恐怖症だったのだ。』


そして彼氏の横でまた二度寝した。

二度寝から目を覚ますと、彼氏が先に起きていた。

起き上がりトイレに行く。

トイレから出ると机の上に卵粥が置かれていた。

平然を装いながら、今日日向くん体調悪いの?

すると、悪く無いよ。葵が体調悪いじゃん。俺にはわかってるよ。熱あるんでしょ?

(ギクッ)何言ってるの!無いよ!全然平気!!


葵。嘘つくのはやめなさい。俺が寝返りした時にぎゅーしたら葵の体が異常に暑かったからこっそり熱測ってみたんだよ。そしたら見事に高熱だったから。

だから、卵粥食べたら病院行こうな。


嫌だ(目に涙を溜めながら)行かない。

病院行ったら痛い事されるから絶対行かない…


痛い事ってどんな事?(彼氏は知っている)


病院行ってお鼻に長い綿棒みたいなの突っ込まれてこちょこちょされるのと採血でチックンされるのが嫌なの。


大丈夫、一瞬で終わるから一緒に行こ?


やーや…行かないもん…グスン


ちゃんと、病院行ってお薬もらってきて早く治していっぱいちゅっしよ?


する…けど…行きたく無い…


よしよし、大丈夫大丈夫葵なら頑張れるよ。


嫌だ…にーに病院行きたく無い…グスン


(おっ、いつもの幼児退行が出てきたな。ちなみに彼女の方が年上笑)じゃあ、アンパンマン見てから病院行こうな。

〜数十分後〜

ねんねしてるな…抱っこして車乗せるか


〜数分後〜

葵、病院着いたよ。行こっ


…にーに…抱っこ(グスン)


よしよし。

受付を済ませて待合室で待っていると、意外とすぐに呼ばれた。


今日はどうしました?


今日は朝から熱が出ていて、体のだるさがあるみたいです。


そうなんですね、では今インフルエンザやが流行ってますので念の為検査しましょう。


お願いします。


綿棒を見た瞬間から大泣きし、いやいやが出てきた。

容赦無く病院の先生にお鼻の奥まで突っ込まれてこちょこちょされて、暴れるし泣きじゃくる。


はい、終わりました。結果が出ましたらまたお呼びします。


にーに…もうしない…グスン


よしよし、いっぱい頑張ったね。お利口さん。


その後結果を聞き、インフルだった。


その後家に帰り薬の準備をした。

先生が飲み薬が沢山あって大変だろうから、座薬にしとくねって言われ、座薬が処方箋として出た。

葵は飲み薬もそうだが、座薬も大嫌い。

だから、薬はあえて僕が取りに行った。


葵、しんどいだろうから今からお薬しよっか。


嫌だ、しないもん。


でも、お薬しないとしんどいしんどいままだよ?良いの?


…お薬は…飲み薬…?


んん、座薬だよ。すぐ終わるから頑張ろ?


いや…だ…グスン


大丈夫、すぐ終わるから。葵は頑張り屋さんだし賢いの知ってるから頑張れるの知ってるよ?


嫌だ…しない。


じゃあ、頑張って良くなったら葵が行きたがってたデートスポット行こうか!!


うん…頑張る…


お!偉いじゃん!よしよし、凄いね。じゃあ、お布団にごろんしてパンツ下げて待っててくれる?すぐお薬持って行くからさ


わかった、待ってる。


(ビニテをはめて、冷蔵庫から座薬を取り出す。)お待たせ、じゃあ入れるからゆっくり深呼吸しててね。ふーって言ったら息を吐いてね?


わかった。


はい、じゃあ、ふーって息吐いて(息を吐くタイミングに合わせて第二関節まで入れてあげる)よし、入ったよ。出てきちゃいけないからちょっと数分指入れてたままにしとくね。


嫌だ、お尻気持ち悪い…


よしよし、大丈夫だよもうすぐで抜くから後少し我慢しようね。


〜数分後〜

よし、数分たったから抜くよ。もう終わったよ、パンツ上げて良いよ。


うんっ


よしじゃあ、ねんねしよっか。


うんっ


しばらくトントンしてあげていると眠りについた。









早く良くなりますように。ちゅっ。


     完


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