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「ラッキーストーンよ。黄花の場所を教えて!」
僕がそう唱えると,黄花の音したラッキーストーンが強く光って,いつの間にか,どこかの森にいた。
手に持ったラッキーストーンが,こっちだよ,とみちびいてくれているかのように,どんどん森を進んでいく。
そして,10分ほど進んだその時。
ついに人影が見えた。
「いたっ!」
そこにいるのは,美奈さん。三里。そして黄花だ。
黄花はいつの間にか,真っ白なドレスを見に纏っていて,初めて会った時のように,気を失って,美奈さんの腕の中にいる。
「あらぁ。パートナーさん。遅かったですわねぇ」
余裕ぶっている美奈さん。
あの人は強いんだ。
それならまずは…
僕はボゥっと突っ立っている三里に目を写した…
三里からだ!
「ラッキーストーン!導きの手を…」
僕が言い切る前に,美奈さんが言葉を重ねてきた…
「闇よ…彼に絶望を」
その一言で…
僕の足元にブワッと黒い影ができる…
それにどんどん飲み込まれていった…
「三里!待ってて!助けに行くから!」
僕はそう言って,美里に笑って見せた…
ラッキーストーンで幸せを Veroki-Kika @Veroki-Kika
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