何やってんだ…。

「さてと…。」

無事家にたどり着いて、時刻は午前壱時。

風呂(シャワーのみ)も入り、洗濯物も済ませ、溜まっていた昨日までのゴミも片づけた。

準備は万端。

さぁ!!!!!ヤケ酒だ!!!!!

まぁその前に…。

飯を作ろう!!!!!

なに!?テンション高いって!?

当たり前だろう!!!

明日(もうすでに今日)は!!!!

久しぶりの!!!!

休みだからだ!!!!!

Foooooooooooooooo!!!!!!

有給もぎ取ってきたぜおrrrrrrrrrrrrrrrrrらぁ!!!!

てことで!!!

明日のことは気にしなくていい!!

=好きなだけ酒が飲める!!!

「めっし~めっし~♪」

そこまで大きくないウチの冷蔵庫にどんな食材があったかを思い浮かべながら、ルンルンで冷蔵庫へ向かい、扉を開ける。

そして、まぁ案の定、

「…あ。」

冷蔵庫は、(酒以外の)空白を持て余していた。

そうじゃん、何やってんだ俺。

そもそも、自炊しようとすることすら久しぶりなのに、食材残ってるわけねぇじゃん…。

「あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ゛…。やらかしたぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁあ…。」

どうしよ…。

え、だって、この時間だとスーパーも開いてねぇし、コンビニで飯の材料揃わねぇだろ…。

え、これ諦めるべき流れじゃね????

ねぇ、せっかくの有給、料理できない????

先ほどまで天にも昇りそうなほどだったテンションは、地面にぶっ刺さって埋まるほどに急降下。

…しょうがない。

今日は酒で我慢して、明日の昼頃に久しぶりの料理をするとしよう。

そして俺は、大量にある缶の中から、特にアルコール度数の高いものを数本選んで、我が家で唯一生き残っていた座椅子に腰掛け、テーブルの上に缶を置いた。

そして、プシュッという音と共に、自己の気持ちを吐き出す。

「…飯ぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃい(泣)」

明日きょう、美味いものをたらふく食べよう。

今まで生きるか死ぬかの瀬戸際で、社畜こなしてきたご褒美だ。

今宵はしっかり、酔いつぶれることとしよう。

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