第109話
「本当はね、伝えるつもりはなかったの。あのままずっとるかくんとは“相方”としてそばに居れると思ってたから。まだ大丈夫って、時間はあるってそう思ってたの。だけど、今私の隣には君はいない、いなくなってしまったから、後悔した。あの時自分の気持ち優先して伝えておけばよかったって」
伝えたかったことを全て言う。
彼の瞳を見てこの想いが本物だってことを強く伝える。
るかくんの”すき“が私と一緒かは分からないけど、これで本当に隣に居れなくなってしまうとしても、私は伝えたい。
「るかくんが言った“すき”が私と同じなら、私はあなたの隣にいてもいいですか?」
“隣にいたい”それが一番の願い。
「いいも何も、僕が終わらせたのに、それでもしのちゃんは隣にいてくれるの?」
「るかくんの隣にいることが私の幸せなの」
だから、隣にいさせてよ。
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