第80話

文化祭も何事もなく無事に終わり今までの日上が戻ってきた。片付け期間や打ち上げなどがあり文化祭が終わった1週間くらいは忙しかったけど。



その間Lucaとのメッセージのやりとりは忙しくてできていない。



だからこれでLucaと何も考えずゲームができると期待した。今まで出来なかった分やるぞって思ってたのに久しぶりに連絡をとった彼から発せられた言葉は酷く私を沈ませた。



『しのちゃん、僕もっと上に行きたいって思ってる』



それはつまり私との関係は終わりってこと。タイムリミットはもう0になってた。



応援はしたい、心からそう思う。だけど応援してしまったら私はどうなる?もうLucaとは遊べない?どうしよう、泣きそうだ。



そんな私をお構い無しにLucaは言葉を続ける。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る