第4話
昼休みしか起きてなかったから本当に桃ちゃんは呆れてた。呆れを通り越してたよあれは。多分先生からも呆れられてる。始めは「東雲さん、寝ないでください」とかちゃんと注意してくれてたのに今じゃもう何も言わないもん。
「鈴、あんた進級出来なくなるよ?」
「問題なし!テストは上狙うから!」
「はぁ、あんたのその頭の良さはどっから来んのよ…。学校に寝に来てるようなもんじゃない」
「ふふん!」
「ドヤ顔しない!!分かってる?今高2の秋よ?」
「だいじょーぶだよ。桃ちゃん!来年も桃ちゃんと過ごすために頑張るから!」
桃ちゃんがいなければ私はきっと学校には行ってない。桃ちゃんがいるから私は学校に行くの。ゲームも好きだけど桃ちゃんの方が上だから。そんな桃ちゃんと過ごすためならがんばれる。実際この高校、東高校はテストの成績がメインだから。ってことで午後も私は寝る。夜に備えて。
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