第27話

「嫌って思うのに、それでも私はあなたの隣にいたい…!こんなこと思っちゃだめなのに、思う資格なんてないのに…」



「嫌われたくないの、あなたにだけは…」



「清水さんから逃げ出すことも出来ずに、芽生えてしまった気持ちも終わらすことも出来ない…。もうどうしたらいいのか分からないの…」



どうしたらいいのか分からない、律を好きだと思う気持ちを終わらすことも清水さんから逃げ出すことも、私には出来ない。



月に1度のあの日を終わらす覚悟もできない弱い弱い自分が嫌になる。



律は汚れきった私のことを嫌いになったかな、軽蔑したかな、もう名前も呼んでくれないかもしれない。"おかえり"って言ってくれないかもしれない。



それは嫌だなぁ…。矛盾してるけど嫌だなぁ。




《凪side end》

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