第13話
「りつ…っ、」
僕の手を握る凪の手を強く握る。
「おねがい、抱きしめて…」
凪から放たれた言葉。凪の気持ち。何があったのか俺には分からないけど、震えてる凪を強く抱き締めた。今の俺にはそれしか出来ないから。力も何もないから。
ねぇ、凪。君をそんな風にしたのは誰?
予想はついている。きっと彼だろう。だって今日は月に1回のあの日だから。
涙を流し続ける凪をお姫様抱っこしてベットに降ろす。きっと明日目が腫れるだろうと思いお湯の準備をしに戻ろうとするけど凪は離してくれない。
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