変化
第8話
凪の家に居るようになってそろそろ4ヶ月が経つ。この4ヶ月で分かったことは、凪の両親は小さい頃に他界してること。今は凪の父の弟、清水 哲郎(しみず てつろう)さんにお世話になっていること。俺がここに居ることも快く了承してくれた。そして凪は月に1回清水さんに会いにいくこと。
清水さんとは1回会ったけどとても優しそうな人だった。実際優しいんだと思う。でもそれが俺には気持ち悪く見えた。
長くあの世界にいると人の表情や感情には敏感になる。だから勘でしかないけどあの人は危ないと思った。これは凪には言ってない。
清水さんは凪の親代わりであり、凪が1番信用してる人だから。俺がそんなことを言って凪を困らす訳には行かない。何より清水さんに会った後の凪はいつも以上に笑顔だったから。
その時はそう思いたかったんだろうな…。凪はちゃんと幸せだって。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます