第26話




「…暁…。」



とろんとした瞳の莉茉を丁寧にベッドへと下ろせば、不安そうな顔をする。




「……怖いか?」



「…少しだけ。」




躊躇いがちに俺の頬へと莉茉が手を伸ばした。




「……これ以上、暁を好きになりすぎたらどうしよう…。」



「……。」




可愛いい莉茉の不安に俺の頬が緩む。




時々、大胆な発言や行動をするのに、偶に弱さを見せてくる。





……そんな莉茉のギャップが堪らなくそそられちまう。

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