第9話
「っ、」
ぐったりとした自分の身体を暁に預ける。
息も絶え絶えで、呼吸も上手く整わない。
「…莉茉…」
「……。」
掠れた暁の声にゆっくりと目を開ければ、欲情にぎらつく瞳が私を見下ろしていて……。
「―――良いのか?」
「…。」
たた、私は暁に頷いた。
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