第6話



「うん?」



「わざと…、じゃないよ…。」



自分の顔がどんどん朱に染まるのが分かる。




「…莉茉…?」




困惑する暁に自分の顔を近付けていく。



知り合った時間の短さなんて関係ない。




こうなるのは、自然な事。




…ただ…



あなたに誰よりも深く愛されたいと、本能が言っている。

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