第三話
私が扉の中へ入った数秒後、扉が消滅した。
扉が消えたことに驚いている時に女神様は話始めた。
「ここは星の図書館っていう名前の場所よ。ここの説明を簡単にすると私が生まれてから今までの方が全て記録されている場所よ」
すごいなーと思いながら周りを見渡していると疑問に思ったことがあったので聞いてみる。
「記録はどのようにして本に書かれているのですか」
「あーえっとね、そうそう、歴史書は勝手に記されていくよー」
「へぇー、それはすごいですね」
という会話をしていると後ろから足音が聞こえてきた。
「やぁ、久しぶりアマ」
「久しぶり、ティス」
女神様の名前はアマ様って言うのかー。
「そしてその子は誰かな?」
と私に目を向けながらティスと呼ばれた女神様?が言う。
「この子はユキって言ってねー私の弟子ー」
「なるほどねぇ、そしてその様子だとここで知識を身につけるために来たみたいね」
「せいかーい、ということでいろんな本を借りていく予定をしているからよろしくねー」
「わかったわ」
と言いながら彼女は奥の方に消えていった。
あぁよかったー話しかけられなくて。絶対話についていけなかっただろうなー。
「さぁ早速本を読みたいと思ってるだろうけど本は読める?」
それを今聞いてくるってことはおそらくホリテの言語だろうなー。
「全部神代言語よ」
シンダイゲンゴ?とは
「神代言語が何か分かってなさそうね。神代言語というのは古代言語とも言われ、二千年以上も前に廃れてしまった言語らしいわ」
とおそらく神代言語について書かれてある本読みながら教えてくれた。
本がなかったらもっとかっこいいと思うのになーという感想を心の中でこぼしていると
「とりあえず神代言語についての本を渡すわ、はいどうぞ、その本の1ページ目に五十音表があるわ」
と言いながらさっき見ていた本を渡してくる
「ありがとうございます」
「安心して欲しいのは発音や単語の読みや意味は同じよ。そして注意して欲しいのは存在しない単語があったり、文字が違うところかしらね」
これはとてもラッキーだー。なんせ時間があまりかからないからな。
そんなことを考えていると女神様が
「ここで話すことはこれでおしまいよ。もし困ったことがあったら私かティスに頼りなさい。ここや本についてはティスの方が知ってるからね」
「分かりました」
と言ったら女神様は手を振りながら消えていった。
よーし早速、神代文字の本を見ながら違う本を読むか。私は背表紙と五十音表を見ながらスキルについての本を探す。
ここは、レキシ、ここも歴史、ここは、チケイ、ここはマ、ホウ、近くなってきたんじゃない?こっちは、セントウ、ジュツ、あれは、スキ、ル。おぉー見つけれた、やった
そしたらここの棚からどこの棚まであるか見に行くか。
一つ、二つ、三つ、四つ、目は国だわ。
一つの棚にだいたい縦20cm、横10cmぐらいの本が三十冊ぐらいあるから約九十だな。思っていたよりも少なかったな。
私はおそらく一番最初である本を手に取り、近くにあった椅子に腰を下ろす。
///
最初の見開き一ページはスキルについて詳しく書かれていた。内容を簡単に説明すると『スキルとは経験であり、力を明確にしたもの。そのため、スキルのレベルが上がってもスキルの使い方が著しく上がることはない。しかし、スキルをレベルを最大まで上げると進化するスキルがある。そして、進化したスキルはレベルがなく、進化前のスキルと大きな差がある。』らしい。スキルについて詳しく理解したとこで次のページをめくり、読み進める。
この見開きは剣術みたいだ。一旦内容を詳しく見る前に次のページに行く。
次のページは槍術について書いてあった。
そして私はあることに剣術と槍術を見比べているとあることに気づく。
文章の構成が大体同じことに
左側のメリットとデメリットが右側にはスキルの取得方法、レベルを上げる方法、進化後のスキルが載っていた。
取得方法が載っているのは幸運だな。と思いながら剣術のページを詳しく読み進める。
/////
剣術のページは大体こんなことが書かれていた『メリット:剣の扱いが楽になる、デメリット:なし、取得方法:剣について知る、レベルアップ:剣についてより理解する、進化後のスキル:なし』
取得方法が意味わからん、なんだよ知るってもう知ってるやないか...
あっ、取得しててもわからないじゃないか。
えっどうしよ、マジで。
女神様呼ぶべきか?でも小さなプライドがこんなすぐ呼ぶなって言ってくるよぉー
そんなことを30秒くらいして決心をつけて声を出した。
「女神様きてください」
来ないと思っていたら
「はーい、来ました。」
⭐︎ーーーーーーー
天使(実はずっとユキ様の後ろを透明化して追いかけてました。そしてユキ様がアマ様のことを呼んだ時に呼んでーと頼まれたのですぐに呼びました。)
(アマ様には忘れられてなくてよかったです〜)
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