第6話

ミサトが奥へと続く通路を警戒しながら歩いて行く


その先に待っていたものは…


少し歩くと少し傾いた一枚の扉があった


ミサト

『なっ!、何、この扉は?向こうに一体何が!?』


ミサトが扉を開けようとするが全くビクともしない


力任せで叩いたり蹴ったりするが


ミサト

『何なのよもう、あっ、そうか』


ミサトが何かを思い付き、携帯していた銃で天井目掛けて発砲した


すると連なっている氷柱が数本落ちてきた


そしてソレを使って扉を叩き付けた


だが結局殆どがの氷柱が砕け全く意味がないように見えた



最後の特大の氷柱を渾身の力を込めて扉にぶち当てた


ミサト

『どぉぉりぁぁあ』


ミサトの怒声と共に扉が弛み氷柱が砕け散った


『ガッシャーン』


ミサト

『はぁ、はぁ、あたしに開けられない扉なんて無いんだから』


両膝に手を当て息を整えていた


更に弛んだ扉に前蹴りを喰らわし


『バーンッ、ガッシャーン』


ミサト

『えっ、何、一体此所は』


扉をぶち破りミサトの目に飛び込んで来たのは


ミサト

『こ、此所はセントラルドグマ!?』


異様なまでの雰囲気がミサトを包み込む


ミサト

『どうしてこんな場所に、一体何が、何が此所には』


周囲を見渡すと奥で人が倒れているの見付けた


慌てて駆け寄るミサト


衝撃がミサトの身体全体を襲う


ミサト

『そ、そん、そんなぁ、まさか』


倒れているのは『加持リョウジ』


さらに頭が撃ち抜かれ夥しい血が周囲に広がっていた


ミサト

『そ、そんなぁ、さっきの違和感はこの事だったの、でも一体誰が』



ミサト

『加持、くぅん』


ミサトは加持の亡骸を抱き締めながら泣いた

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