第3話 ライバル

エミカが「あーぁ。もう、朝か」と腕を上げて欠伸をした。

アヤカが「ご飯できてるわよ」とエミカを2階から呼びに行った。

アヤカが「エミカ?玄関をさっきから見て居るけど、何かあったの?」と自転車のチャイムを鳴らした。

エミカが「あら?もう、来たの?」と声を掛けたのがカズキで、カズキは「あれ?早かったかな?」とエミカの前に自転車を止めていた。

エミカが「まだ、洋服に着替えてないから、家に上がったら?」とカズキに声を掛けた。

カズキが「別に良いよ。此処でも」と玄関先で立って居た。

アヤカが「エミカ、カズキ君待って居るわよ」と話をしている隙に、アヤカは「私もテーマパークに家の鍵を閉めてから行こうかな」と笑って居た。

カズキが「良いよ。別に来ても。ただ俺達に会えるか分からないけどね」と何か匂わすような意味深発言をした。

そしてエミカが「お待ちどう様」とピンクのドレスを着て、カズキの前に現れた。

カズキが「ま、孫には衣装だよな?」とニヤけて笑って居た。

エミカが「何よ。それ?」と笑顔でアヤカは笑って居た。

カズキが「じゃ、行ってきます」とアヤカに手を振ると、アヤカも跡をつけた。

自転車で向かったのは、テーマパークでエミカが「あのさ、私の事をどう思って居るの?」と尋ねると、カズキが「それは、何とも言えないよ」とエミカに気持ちを伝えた。

アヤカが「ね?私の事はどう想っているの?」と思わず尋ねた。

カズキが「それは、俺にもよく分からないな。友達としてなら良いかもしれないけど」とアヤカは振られた。

アヤカは、「私、カズキ君の事を好きだったの?付き合って欲しい」と想って居た事を口に出したが、涙が止まらなかった。

カズキは、エミカに「ちょっと話があるんだけど良いかな?」と声を掛けた。

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