第7話

 私は中学2年生。女子。名前は鞍田梅。

 突然だが、私は今思春期である。

 父のことが憎くてしかたない。

 しかし、高校受験の勉強で、分からないところを父に教えてもらいたいと思った。


 コンコン


「父さん、勉強でわからないところ聞いてもいい?」

「いいよ」


 父と対面すると、教えてもらってる立場なのに、ちょっとしたことで(たとえば説明が長いなど)、なんだかイライラしてきた。


「もういいよ! ありがとう」

「はーい」


 父だって教えるのは疲れるはずなのに。

 自分ばかり疲れた気持ちでいるのは違う気がする。

 いつもありがとう、父さん。

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女子中学生の呟き こと。 @sirokikoto

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