はち

きみ と ぼく の ものがたり

第10話

友達からのリクエストで、ファンタジーものです

因みにBLではありません


この作品初の女の子ですww


続きを書くつもりは今の所ありませんが、気分によっては書くかもしれません


その場合はNL(ノーマルラブ)になります


NLがお好みではない方は、ご遠慮下さい


お願いします




――――――――――




「きゃあっ!!?」


「ほほぅ、今日は白か」




少年はニヤリと笑い、少女の下着の色を呟く




「ちょ、エトワール!


何度言ったら分かるの!?


スカート捲るなバカ!!」




少年、エトワールの悪戯によりスカートを捲られた少女、ユアが彼に怒鳴りながら、拳を放つ




「おっと……


まぁそんなカッカしなさんな


誰もお前なんかの色気の “い” の字もねぇパンツなんて興味ねーから!」




少女の拳をヒラリと交わしながらユアの怒りに油を注ぐ




「な……っ!


ふ、ふざけんなぁぁあ!!」




エトワールの言葉に言葉についにキレたユアは家の中だというのに魔力を練り上げ始めた


多分、怒りで周りが見えなくなっているのだろう


そんなユアに気付いたエトワールは素早く外に出る




「おーにさーん、こーちら♪


手ーの鳴ーるほーへ♪」




こんな人を馬鹿にしきった歌と手拍子を打ちながら


それが更にユアの怒りを助長している事を十二分に理解していながら


外に出たエトワールはサラリと辺りを見渡し、何か良いものはないかと探す


外に出て目に入るものと言えば、水平線まで見える大きな海と、家を支える樹と、その樹から切り出した薪くらいなものだ


エトワールは海を見て、意地の悪い笑みを溢した


エトワールが外に出て、ユアも外に出てくるまでの数秒の間に、彼は総ての準備を済ませる


その瞬間にユアが家から飛び出してきた


タイミングはばっちりだ


バシャアン!!


ユアが家を飛び出してきたタイミングで、海の水を魔法で持ち上げて、そのまま勢い良くユアにその水をぶっかけたのだ




「きゃぁぁあっ!!?」


「あはははははははは!!!」




少女の悲鳴と、少年の心底楽しそうな笑い声が海に響いた

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