タイトル[神の目はこの世界を残酷に映す]

絶望を超越するもの

タイトル[神の目はこの世界を残酷に映す]

神聖歴1559年30月00日聖女時期、俺たち二人の男と女は

いつものようにギルドの片隅で飯を食いながら話をしていた。


「神の目はこの世界を残酷に映す

有名な「フル・メ・デュアル」の名言です」


「どんな意味の言葉でしたっけ?」


「意味は一切不明です、長き時によって意味が失われた名言です」


「ああそういえばそうでしたね

マイナーなやつなんで忘れていました

それでそれが何なんですかね?」


「最近「フル・メ・デュアル」の遺産の発動装置が

見つかったと言う、話が裏の世界で流れているんだ」


「「フル・メ・デュアル」の遺産?」


「「フル・メ・デュアル」の残した遺産の一つ「カミノアスタッフ」と言う

宇宙から降り注ぐ質量兵器を発動させるものでその質量兵器の威力や

何処を狙えるのかや命中度と言ったものは威力は大山を消す程度と

されて地上や天空など何処でも狙うことができて必ずそこに当たるらしい」


「それはどのくらい打つことができるんだ?」


「それは少量の魔力、簡単に言うと

ファイア一発分で一発放つことができるらしい」


「それはとてつもなくやばいやな」


「ああそれを様々な国が巡って裏では様々なことが起きているらしいぞ」


「そうなのか……….だがそれはこの俺たちには関係ない話だよな」


「いやそれが大いに関係するんだこれを見てくれ」


「これは何だ?」


「「カミノアスタッフ」の発動装置だ」


「お前そんなものは捨てて来い」


「いやこれを利用してこの私は成り上がりたいと思っている」


「そんなことが本当に出来るのか?」


「私とお前なら出来ると思っている」


「そうなのか………………しかしよくこの俺にその話をする気になったな」


「それは何でだ?」


「お前をこの俺が裏切ると思わなかったのか?」


「そんな事は一ミリも思わなかったなだって

この私とお前の真の友情は不可逆だからな」

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