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【エピソード感想】彼の瞳の色を知れ! 《カノヒトミノ イロヲシレ》/せなみなみさま 《1》」への応援コメント


  • 編集済

     ここまでこと細かに感想を頂き感無量です。(彼の瞳の色を知れ!)の投稿者こと「せなみなみ」と申します。ありがとうございました。

     当小説は二年ほどかけて改稿を重ね、四章分書き留めたものを角川に応募する目的でカクヨムにアップしたものです。

     しかしネット投稿初心者ゆえ(その所偽だと信じたい)か、ネット小説サイトの「セ」の字の知らない私は普通にアップし、見事に普通に誰にも見向きもされない作品の中に埋もれる結果となりました。

     とはいえまだまだ描きたいエピソードはあるので、このまま続けるにあたり答え合わせをしておきたかったのです。
     自分の描いてるものは本当に面白いと思ってもらえるものなのか……?、と。

     おかげさまでこのまま、この路線で続けていく自信が持てました。

     特に絶対絶命のシーンがちゃんと伝わるように、緊張感満点に描けているか。
     この章の主人公が「ただの少女」から、世界を構成する「物語の主人公」に覚醒する瞬間がカッコ良く描けているか。
     ここらへんの答え合わせができたことは本当ありがたかったです。(やった、良かった、伝わってたー♪)

     更に細かいところを挙げれば、「奴隷」。まさにこれは場所や時代、もっと言えば所有者によって扱いが様々なので、適当に使うと意図しない形で伝わってしまうのではないかと頭を悩ませました。
     これは「まだ十才の少女の認識などこんなもの」という形で、我ながら上手く捌けた思っております。

     他に《 》はご指摘の通りです。だだ賞レースに応募真っ最中なので迂闊に直せない……

     ゴブリンの扱いがモンスターではなく亜人寄り。そして読み手も主人公のアネットと並んで少しずつ親近感を持っていく。まさに狙い通り!(ウソです。そこまで考えて描いてません)
     でも「ここの主人公はゴブリン」だなんて、そこまで思い入れされるとは完全に想定外でした。
     何言ってるか何となく伝わってくるは純粋嬉にしかったですね。
                →次に続きます
     
     

    作者からの返信

    コメントいただき、ありがとうございます。
    企画でなければそのまま読み続けてしまうであろうほどに、本当に面白い作品でした。少し時間は空いてしまいますが、必ず続きも拝読させていただきます。私が「読みたい」ですからね。

    ネット小説は作品自体の面白さもさることながら、交流関係や駆け引きといったテクニックも必要となりますからね。本企画はストイックに執筆された名作を救いたいがために始めた企画でもあります。御作は見向きもされないのではなく、見つけられていないだけであろうことは明白ですね。しつこいようですが本当に面白いです。

    今回の第一章は「命」を表現されておられると感じました。ゴブリンを含めてかなりの人数が命を落とすこととなりますが、かれらの死が決して軽くは描かれておりませんからね。それぞれの命に「人生」を感じました。

    また、崖に落ちかけたアネットが〝無口なゴブリン〟に助けられた際の場面。ゴブリン語であるために何を言っているのかはわからないのですが、彼が伝えたいことはものすごく理解できました。むしろ人間の言葉だと、幼いアネットの神経をむやみに逆撫でしてしまう可能性がありますからね。アネットが戦闘面で成長したのもさることながら、彼女が成長し、恩人の行動を自ら理解できるようになった場面は、特に胸を打たれました。
    次の【まとめ】でも挙げているのですが、〝読み返したいと感じたエピソード〟の数は、これまでの参加作の中でも群を抜いているんですよね。それほどまでに、素晴らしい作品であると感じております。