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2024年10月26日 20:16
まずはここまでお読みいただきありがとうございます。私の描写、埋め込んだ情報を読者様がどのように受け取っていくのか、素直な感想を丁寧に記載いただいたことで鮮明になりました。実は人物の容姿の描写が少なく、その辺りは心配していたのですが、言動や性格の見せ方の部分が狙い通り伝わったようで嬉しく思います。また、埋め込んだあれやこれやも殆ど拾っていただけたことが分かり、読んでいて無表情でいることはできませんでした。それから個人的には中々拘った各エピソードの冒頭文に切り込んでいただいた点もとてもとても嬉しいです。恐らく見向きもされないと思っていた箇所なのですが、意味を持つようにと考えた個所でした。私の文章は描写が美しいという旨の評価を頂けることがあるのですが、幸崎 亮様からもいただけて背筋が伸びる思いです。一点だけ、コメントしてしまおうか非常に悩んだ部分で、近況ノートにて頭出しさせていただいた箇所です。どうかここだけ補足させてください。エピソード『02_叙情的に解かれる距離の正体の一つ』の部分です。>続いてナツが取り出してハルカに見せたのは、と書かれているので、恐らく、幸崎 亮様は『ナツが拳銃を2つ出した→その後にケータイとスマートフォンを出した』と読まれたと思います。しかしここは『(ハルカが)拳銃かと思ったものが、実はそうではなくてケータイとスマートフォンだった』と描きたかった場面でした。というのも、・ナツが拳銃が当たり前に登場する世界から来た・拳銃の使い方も心得ているとなってしまうと、この後の少々見え方が変わってしまうと、どうしても気になってしまい口出ししてしまった次第です。ひとえに私の文章力・描写が足りないがためです。書き手が読み手様の解釈に口出しすべきではないとも思います。申し訳ありません。以下の文を近いうちに添削しようと思います。貴重な読み解きをありがとうございました。『射程も距離も忘れて私に近付いたナツは、銀色の端末を手のひらの上でくるりと持ち直す。』→『射程も距離も忘れて私に近付いたナツは、拳銃のフリをさせていた銀色の端末を手のひらの上でくるりと持ち直す。』
作者からの返信
コメントいただき、ありがとうございます。本当に素晴らしい物語でした。まだ途中ですので過去形にするのはおかしいのですが、すでに本作は「名作」として心に刻まれておりますので。まずは「拳銃」について。そういうことでしたか。あの部分は「なぜ唐突に銃を出したんだろう」と何度も読み返した部分だったのですが、そう言われて「ああ、確かに」と理解できました。銀色と黒ということで、「黒はリボルバーだろうから交番あたりから持ち出したとしても、銀の方はどうやって?」などと考えておりました。こうして二度も驚きを味わうことができ、純粋に楽しい気分でございます。確かに「フリ」とあった方が、「あれ、あの拳銃を使えばいいのに」といった、勘違いを防ぐことができますね。この点に関しましては、次回の投稿にて補足させていただきます。冒頭文は非常に素晴らしい試みであると思いました。通常であれば没入感を阻害しかねないのですが、御作の場合は作品世界の深みを出すことにも一役買っていると感じます。そしてナツとハルカの容姿や性格などは、非常に鮮明に浮かんでまいりました。感想には記載しませんでしたがママチャリに跨る際のやりとりなどにも興味深いものがありましたね。一度読んだだけでも記憶に残っておりますので、再読すればさらなる発見があることでしょう。末永く読ませていただく作品となりそうです。
まずはここまでお読みいただきありがとうございます。私の描写、埋め込んだ情報を読者様がどのように受け取っていくのか、素直な感想を丁寧に記載いただいたことで鮮明になりました。
実は人物の容姿の描写が少なく、その辺りは心配していたのですが、言動や性格の見せ方の部分が狙い通り伝わったようで嬉しく思います。また、埋め込んだあれやこれやも殆ど拾っていただけたことが分かり、読んでいて無表情でいることはできませんでした。
それから個人的には中々拘った各エピソードの冒頭文に切り込んでいただいた点もとてもとても嬉しいです。恐らく見向きもされないと思っていた箇所なのですが、意味を持つようにと考えた個所でした。
私の文章は描写が美しいという旨の評価を頂けることがあるのですが、幸崎 亮様からもいただけて背筋が伸びる思いです。
一点だけ、コメントしてしまおうか非常に悩んだ部分で、近況ノートにて頭出しさせていただいた箇所です。どうかここだけ補足させてください。エピソード『02_叙情的に解かれる距離の正体の一つ』の部分です。
>続いてナツが取り出してハルカに見せたのは、
と書かれているので、恐らく、幸崎 亮様は『ナツが拳銃を2つ出した→その後にケータイとスマートフォンを出した』と読まれたと思います。しかしここは『(ハルカが)拳銃かと思ったものが、実はそうではなくてケータイとスマートフォンだった』と描きたかった場面でした。というのも、
・ナツが拳銃が当たり前に登場する世界から来た
・拳銃の使い方も心得ている
となってしまうと、この後の少々見え方が変わってしまうと、どうしても気になってしまい口出ししてしまった次第です。ひとえに私の文章力・描写が足りないがためです。書き手が読み手様の解釈に口出しすべきではないとも思います。申し訳ありません。
以下の文を近いうちに添削しようと思います。貴重な読み解きをありがとうございました。
『射程も距離も忘れて私に近付いたナツは、銀色の端末を手のひらの上でくるりと持ち直す。』→『射程も距離も忘れて私に近付いたナツは、拳銃のフリをさせていた銀色の端末を手のひらの上でくるりと持ち直す。』
作者からの返信
コメントいただき、ありがとうございます。本当に素晴らしい物語でした。まだ途中ですので過去形にするのはおかしいのですが、すでに本作は「名作」として心に刻まれておりますので。
まずは「拳銃」について。そういうことでしたか。あの部分は「なぜ唐突に銃を出したんだろう」と何度も読み返した部分だったのですが、そう言われて「ああ、確かに」と理解できました。銀色と黒ということで、「黒はリボルバーだろうから交番あたりから持ち出したとしても、銀の方はどうやって?」などと考えておりました。こうして二度も驚きを味わうことができ、純粋に楽しい気分でございます。
確かに「フリ」とあった方が、「あれ、あの拳銃を使えばいいのに」といった、勘違いを防ぐことができますね。この点に関しましては、次回の投稿にて補足させていただきます。
冒頭文は非常に素晴らしい試みであると思いました。通常であれば没入感を阻害しかねないのですが、御作の場合は作品世界の深みを出すことにも一役買っていると感じます。
そしてナツとハルカの容姿や性格などは、非常に鮮明に浮かんでまいりました。感想には記載しませんでしたがママチャリに跨る際のやりとりなどにも興味深いものがありましたね。
一度読んだだけでも記憶に残っておりますので、再読すればさらなる発見があることでしょう。末永く読ませていただく作品となりそうです。