個人的な意見なのですが……。
「伏線が好まれない」理由については、「読者の作者に対する信用がない」という原因が大きいのでは、と考えています。
「伏線」、つまり「謎」や「違和感」などですが、それらを序盤で見せられても、それが「作者が意図的に行ったもの」か、「ただのミス」かの判断はつきづらいと思います。
プロの方など、実績を残されている作家なら「意図的に行ったもの」だと「読者も信用できる」と思うのですが、web小説作家は素人集団ですからね。
明らかなミスだらけの作品もありますし、そういう作品ばかりを目にしてきた読者は「伏線じゃなくてミスなんじゃないの?」と思っても仕方ないかと思います。
繰り返しますが、あくまで個人的な見解です。
実際のところは様々な要因があると思いますね。読者は1人ではないのですから。
作者からの返信
コメントいただき、ありがとうございます。
皆さまそれぞれに思うところがあって当然であると思います。また、読者さまがたにとっても、こうして幸崎以外の意見をご覧になられることで、見識が広がる場合もありますからね。
やはり「素人の作品など真剣に読みたくないという」方は一定数はおられるでしょうね。それゆえに、いつでも読み捨てられる「ペーパー型」の「量産型なろう系作品」が大量に生産されてゆくのでしょう。さながら一過性の、刹那的な快楽を得るための活字ドラッグのようです。個人的には悲しいですが、商業的な、需要と供給という面では非常に整合性がとれておりますね。
だからこそ、私は本企画において、ストイックな素人作家たちの作品を真剣に読み込もうと考えております。真剣に読み、真剣に書いた感想が書き手に受け入れられない場合もあるとは思いますが、それでも続けてゆくつもりです。
お忙しい中、こちらまでお越しいただきありがとうございます。今後とも頑張ってまいります。
切り口が面白くてつい読みました。そうですね、WEB小説・・・。
そうなるといちいちコメントを都度残す自分は「ペーパー」型かもしれません。
ですが、伏線大好きです!
(自分の作品中にはうまく折り込めないのですが)
未完結の作品を一話ずつコメントする際はその話の中で印象に残ったところを
残しています。
長文をじっくり読んだ後で具体的に書いていく、とても時間がかかりますが
それが作者の「明日ももうちょっと頑張ろう」に繋がったらいいなと
常に考えてコメント残していこうと考えています。
作者からの返信
素晴らしいと思います。やはり書き手としても、投稿した作品の内容に関するコメントは、いくら貰っても嬉しいものですからね。
カクヨムには春あたりに「KAC」という公式主催のコンテストがあり、そこでペーパー型の作品が多く投稿されるイメージですね。公式が「777文字の作品」などのお題を出すので、必然的に大喜利対決のような形になってしまうのです。
もちろん、これはこれで盛り上がるので良いことなのですが、作品が「読み捨てられる」ように感じてしまい、私は参加しないんですよね。
もしもご興味がありましたら、ご覧になってみてくださいね。タグ検索で「KAC」と入れるとたくさん出てくるかと思います。
自分はブック型の書き手です。ただ思いついたことはすぐコメントするタイプなので、読み手としてはペーパー型かもしれません。
ん……?
そして伏線は好物です。しかしペーパー型なので既に書かれている通り、道中も面白くないと回収までたどり着けません。
つまり毎回毎回コメントして貰えるくらいに面白くて、伏線も張って、回収の時に大満足してもらうくらいの小説を書けば良いということですね♪
無理だーーー!
作者からの返信
私もブック型の読み手のはずなのですが、感想企画の【エピソード感想】においては、完全にペーパー型の感想を書いているんですよね。投稿前に修正すれば良いのでしょうが、リアルタイムで臨場感のある感想を求めておられる方もおられるのかなと思い、そのまま投稿しております。一度そうした好意的なコメントを頂戴したことがあるんですよね。
私自身はミステリ好きということもあり、回収されない伏線があってもまったく問題ないのですが。タイトル回収にも特にこだわりませんからね。なんでしょうね、伏線そのものが好きというか、単純に考察好きなのかもしれません。
そして、コメントを書くにも勇気が要りますからね。極端な話、いくら内容が面白くて読者に受け入れられていたとしても、その読者全員がシャイな方であれば一切コメントはつきませんからね。書き込んでくださる方には、本当に感謝しかありません。