キャラクターや地名に、名前を付けるか付けないか。
繰り返し登場させることで、キーとなるポイントは自然に覚えてもらう。
ふむふむ……為になるな。
作者からの返信
これは読み手目線での内容ではあるのですが、書き手としての私の場合は、読者が「この人はなんていう名前なんだろう?」と感じるであろう場合は名前を出すといった具合ですね。何度も〝男は〟〝男が〟などと連呼されると「わかったから男の名前を教えてくれ!」となりそうですからね。
日本人は基本的に役職名で相手を呼ぶことが多いので、「先生」や「店長」や「母」などの肩書きがある場合には、名前を出し渋れますね。地名や地理情報に関しては、まとめて載っているエピソードが一つはあると、気になって読み返す際に便利であると思われます。
どれも私が勝手に言っているだけなのですが、少しでもお役に立てればなによりです。
その観点は非常に強く同意します
よく専門用語が多くてわからない、という話を見かけますが、それはわからなくて良い、わかる人へ向けての話という意味でしょう。
また、専門用語を抽象化をすれば同じ意味、もしくは他の言葉に言い換えられるので、専門用語に頭を捻る方がいらっしゃるのを見ると、モヤモヤしてしまいます
作者からの返信
コメントいただき、ありがとうございます。
小説に限らず、映画やゲームや漫画やアニメといった創作物でもそうなのですが、その作品に興味を持てば持つほど、消費者は自発的に情報を得ようといたしますからね。
有名なところですと『ポケモン』などは、新作が出るたびに「このポケモンの由来は! 元ネタは!」と話題になるものです。そうした方も最初は「専門用語を覚えよう」とは思わず、自然に覚えていたものであり、そして作品へ興味を持つにつれて「もっと知りたい」と自発的に行動するまでに至ったのであると推察されますね。
対して書き手ができることといえば、まさに仰られたとおりの「抽象化」や「言い換え」を容易にできるようにすることなどですね。
オリジナルの名称ではあるが、「つまりは魔法だな」や「これはエルフみたいなものか」といった共通項があれば、しばらくは「魔法っぽいもの」や「エルフ的なやつ」として記憶され、いずれ作品に興味を持った段階にて、作中オリジナルの呼称へと置き換わってゆくことでしょう。
そういった点においては、「テンプレ」を上手く利用するのも効果的であると感じますね。もちろん、やりすぎると「全部おなじ」になってしまいますので、そこは作者の力量が求められますが。