編集済
最初の一文がまず見事ですね。
ああきっと大正琴のことなんだろうなと思いつつ読み進め(すみません、タイトルにも書いてありましたね。読んでから気付きました)、最後は思わぬところに着地。
>歌詞が合っているか不安になって調べると『夕暮れ』ではなく『夕日』だった。
そもそも本当にこの歌だったのかも怪しい。
こういう何気ない一文もとてもリアリティがあって効いていますし、
>障子越しに入ってくる陽射しと微かな外気。
少し開けてみれば辺りを飛び交うトンボ達。
季節は秋。
それだけは色鮮やかに覚えている。
この情景も素晴らしく、「季節は秋」という書き方がとても好きです。
素晴らしかったです。
作者からの返信
こんにちは。
読んでくださりありがとうございます。
実は一通り書いてから「これだけじゃ伝わらないかもやけど本文で名前出すのはちょっと違うな」と思いタイトルを大正琴にした経緯があります。
リアルタイムで起こったことをそのまま文章として落とし込むだけで話に味が出るのがエッセイの強みだなと思う今日この頃です。
はじめまして。
西之園上実ともうします。
記憶の描写が理路整然としていて、まるで、楽譜のようでした。
その音を聴くことができたことが嬉しかったですね……。
憧れのように羨ましく思っていた『音』。
今日も奏でておられることでしょう。
この度は、私の短編作品に、応援、星までいただき、とてもうれしいです。
この作品をはじめとして、口一 二三四さんの(このネーミングセンスも込みで)他の物語も読んでみたくなりました。
これからよろしくお願いします。
作者からの返信
初めましてこんにちは。
読んでくださってありがとうございます。
音や演奏に触れている作品で楽譜のようだと言われるのはなんだか照れくさいですね。
絵も小説も音楽も奏でてるうちに完成しているのが理想的なんだろうなって思う今日この頃です。
他の人も書いてるかもですが、エッセイなのに文学作品の様なふいんきですねー
>改めて調べればわかるだろうが、知らないままの方が当時と同じ気持ちで思い出の中の祖母に会える気がして放置している。
そそ、幼少時の記憶とか曖昧な侭にしておくのが一番ですよね
今ネットで何でも調べられるので、其れで長年の痞えがすっと取れる事もある反面夢が覚める感じもしますよね
作者からの返信
こんにちは。
読んでくださりありがとうございます。
知れば知るほど明確になるのが知識の良さであり弊害でもありますよね。特に思い出の中にある疑問ってわからないことに特別な感情や情景が込められている場合がほとんどなので、知るのではなく知らなくてもいいと気づくことが大切なんだなって思います。