暗め

星作り

色褪せるのが怖くて壁を塗る


あなたと過ごす部屋は

これでいつまでも

色褪せることは無い


そう告げても

あの子もその子も

逃げ出して

きみひとりが残る


褪せる間もなく消えることに

嫌気がさす間すら与えず

きみは笑い

その部屋に星をばらまいた


ふたりっきりの世界に

不満はないのと

きみの頬が僕に語る


ふたりぼっちの世界が

嫌だと泣いてよ

僕は星降る部屋で呻く

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