26. 強いお化け
「俺を従えたければ、お前の実力を見せてみろ」
気は進まなかったが、お化けがそう言うので、アリソンは戦うことになった。
魔女の技を駆使してお化けを追い詰めようとするのだが、なかなか相手を屈服させることができない。涼しい顔をしたお化けに、全部いなされてしまう。
悔しい。アリソンは唇を噛む。こんなところで足踏みしている場合ではないのに。
「志だけで、物事を成すことなどできはしない」
強いお化けはアリソンを見下ろした。
「己を知れ。敵を知れ。勝利への道筋を確かめろ。闇雲に邁進するだけでは、足を踏み外す」
強いお化けの言葉を胸に、アリソンはもう一度立ち上がる。目的を達するため足を強く踏みしめて、お化けに飛びかかった。
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