第6話 リオン

リオンが「オトネちゃん。さっきは、ごめんね」と少し大きな声で謝った。

オトネは「あぁ、良いよ。私さ、昔「あの子オトネって言うのよ。おかしい名前、あんな子と仲良くしない方が良いよ」と言われてから人を避ける様になっていたの」とリオンにさっきの事で冷たくした理由を話し始めた。

リオンが「そうだったのか?そんな事も知らないで私も悪かった。ごめん」と先に謝った。

オトネも「私もごめんね」とリオンに謝った。

2人で帰って行く頃、雨も止んでいて、2人は傘をたたみ、家へと帰って行く道が夕日に照らされていた。

オトネが「リオン、またね」と笑顔でリオンに手を振って居た。

リオンが「今日は、オトネと話せて楽しかったよ。また明日ね」とオトネにお礼を言って家に帰って行った。

オトネは家に帰って漢字の勉強をしているとリオナが「あら、帰って来て居たの?おかえり」と外の畑からきゅうりを持って来た。

きゅうり、人参、玉葱、ハム、じゃがいもでポテトサラダを作る準備をリオナが始めた。

オトネが「あ、お母さん。今日ね?学校で友達出来て話して来たよ」と凄く目をキラキラさせて居た。

リオナが「そう。良かったわね?これでオトネも一歩成長出来たのかな?」とオトネを見て自分のことの様に喜んで居た。

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