神のレゾンデートル

 何故生まれたか、生まれた理由はなにか。その答えがあるならば神やそれに値するこの宇宙から見て絶対的存在によって創造された以外にない。でなければ生まれた意味などない。ニヒリズムである。だがな、この話は生まれた意味を先天的に求めるならばの話である。世界も、神も、人間も、一人ではない。だからこそ、連綿と続く履歴や関係性の中で『生まれた意味』を見つけるのである。或者は音楽を作り、多くの者を感動させた。或者は自身の哲学を貫き通し、果てには死んでも、後世の哲学者たちに影響を与えた。神がいるならば、そのレゾンデートルは神を信仰する人間であり、人間が生まれた意味はその場合神が求めたから、となる。もし、生まれた意味を見失う者よ、ニヒリズムに逃げる者よ、行動せよ。人と話せ、文字を書け、その生を発露せよ。君の生を肯定し、伝えよ。神を信じないならば、君が生まれた意味を知る方法は他者と関わり、人のためになる仕事を成し遂げ、平和や自由、幸福へ寄与することだ。この哲学をより多くの者に伝えることこそ、わたしの生まれた意味となるのであろう。


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フリーズ24 散文詩『愛についての最終結論』 空色凪 @Arkasha

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